2019.3.1Fri - 2019.3.14Thu
人類と機械、物理空間と仮想空間が混ざり合い、融合するような概念の視覚化を試みる山口真人。
フランスの社会学者ボードリヤールは、ハイパーリアルを「虚構でありながら,本物にきわめて近い実在性をもっていること」とし、世界がハイパーリアル化されることを危惧していました。山口は虚と実を統合し肯定的に捉えた概念として「トランスリアリティ」を掲げ、虚像や実存、機械や人間、デジタルやアナログ、抽象や具象、対立する概念統合の実証の手段として表現活動を行っています。
本展出品の作品制作は、山口がモチーフの決定、色彩や顔料の量のコントロールを行い、描画には山口が専用に作成したマシーンを導入。s視覚表現の部分的機械化=描画手段の機械化によって、多数の乱数によって全く想像ができないものが提示され、人間と機械が溶け合い奇跡的に完成したいくつかの作品を発表します。
この機会に是非ご高覧くださいますようお願い申し上げます。
山口は人間や機械、西洋と東洋、対比する存在を融合させた多元的な世界観をアートを通じて表現している。日本のアニミズム的宗教観や文化感を持ちながら、初期はマルチカルチュアルな東京を描く「MADE IN TOKYO」をテーマに活動し、現在はアジアや世界それを超える有機質・無機質、物理空間・情報空間へとテーマを拡げている。ペインティング作品を中心に対比・対立するものを融合させ、完成された美しさを持つアートピースを制作している。
URL
http://plastic.tokyo
https://www.instagram.com/yamagch/
1980 Born in Tokyo
2003 Graduated School of Economics, The Hosei University.
2007- Started Art & Design studio “ IDEASKETCH,inc.
[Solo Exhibition]
2016 "MADE IN TOKYO"( Gallery Onetwentyeight / NYC, US )
2015 "MADE IN TOKYO"( Gallery Speak For / Tokyo, Japan )
"4 Dots"( Gallery Plastic / Tokyo, Japan)
2014 "Plastic Painting"( Gallery Speak For / Tokyo, Japan )
[Group Exhibition]
2016 "FridGe ART FAIR NYC" Angel Orensanz Foundation ( NYC, US )
2013 "SCOPE MIAMI BEACH 2013"( Miami, US)
"TOKYO FANTASY" MITSUKOSHI GALLERY ( Ginza, Japan )
C GALLERY ( DAIKANYAMA, Japan )
2012 "Affordable Art Fair" The Tunnel, Chelsea ( New York )
2010 "COLORS" Hillside Terrace ( Tokyo, Japan )
2009 "GEISAI #12" Tokyo Big Site ( Tokyo, Japan )
2008 "FUTURE ACADEMIC 1" Caspers Gallery ( Tokyo, Japan )
2006 "Snow Fort 06" Gallery Hibiya ( Tokyo, Japan )
"現代的談話室" with Megumi Hirose SevenPoint ( Oita ,Japan )
2005 “Anecy Animated Film Festival 05” ( France )
2004 "DOTMOV Festival" Soso Cafe ( Sapporo, Japan)
〒100-6301 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング1F
tel 03-3797-1507
email art@hpgrp.com
open 平日・土曜 11時〜21時 / 日曜 11時〜20時
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